花の妖精シーモアはとってもお寝坊さんな妖精さん。
　今日もお日様が高く上ってからのお目覚めです。
「うわぁ〜♪いい天気ぃ〜♪」
　窓を開けるととても気持ちいい風が吹き込んできました。

「お散歩にいってこよっと♪」
　シーモアはさっそく大空へと飛び立ちました。
　優雅な空のお散歩です。
　青々とした大空には雲１つありません。
　
「あれ？なんだろ？」
　シーモアは、野に咲く一輪のお花を見つけました。
　とても綺麗な白い色をしてみて、気持ちよさそうに風に揺れています。
　それは、シーモアも初めて見るお花です。

　シーモアはそのお花の上に降りました。
「うわぁ〜。ふかふかだぁ〜♪」
　シーモアはたちまちそのお花が好きになりました。
　そのお花はとてもふかふかで、シーモアがお昼寝するのに最適だったのです。

「ふにゃ……眠くなってきちゃった……」
　シーモアは大きくあくびをしました。
　ふかふかのお布団にぽっかぽかのお日様に照らされ、とっても気持ちがいいのです。
　いつしかシーモアは、スヤスヤと静かな寝息をたてながら眠ってしまいました。