「うーん……困りました……」
　ちょっとドジでおちゃめな葉っぱの妖精リーフは窓の外を見上げました。
　雨がザーザー降っていて、まったくやみそうにもありません。

「こんな時はハーブティーでも飲みましょう」
　リーフは早速ハーブティーをいれました。
　とてもいい香りが部屋のなかいっぱいに広がります。

「うーん、おっいしー」
　リーフは全部飲み終わると再び空を見上げました。
　雨はまだ降りつづけています。

「あれ？どうしたんでしょう……？」
　急にリーフは眠くなってきました。
　それもそのはず、リーフは間違えて眠くなるハーブティーを飲んでしまったのです。

「ふにゃ……また失敗しちゃいましたです……」
　リーフはカップの中身を確認してそう思いました。
　そして、そのまま眠ってしまいました。