今日、ミリィはリーフからお呼ばれをしています。
　リーフが入れるお茶はとっても味がよく、お菓子はほっぺたが落ちそうになるくらいおいしいのです。
　だからミリィはとってもご機嫌です。
「ラララ〜♪お菓子お菓子〜♪」
　ミリィは歌いながらリーフのお家へと向かっています。

「やっほーリーフ。遊びに来たよー」
　ミリィがリーフのお家に入ると、ちょうどお菓子とお茶が用意されてるところでした。
「あ、ミリィさんいらっしゃい。ちょうど用意が終わったところですよ。さっ、座ってください」
　リーフはにっこりと微笑みます。

「うわぁ……とってもおいしそう……」
　ミリィは目を輝かせながら座りました。
　目の前にはとってもおいしそうな、花の蜜で作ったお団子がたっくさんあるのです。
　ミリィは少しよだれをたらしながらリーフに尋ねました。
「これ全部食べていいんだよね？？」
　するとミリィは笑いながら頷きました。
「はい。遠慮なくどうぞ」

「わーい！！いっただっきまーす！！」
　ミリィは早速、両手にいっぱいお団子をつかむと、夢中でほおばります。
　その様子があまりにも面白かったので、リーフは笑いながら言いました。
「ミリィさん、そんなに急がなくっても大丈夫ですよ。お団子は逃げたりしませんから」
「だって、だって、むぐぐぐぐ！！」
　答えようとしたミリィは、お団子をのどに詰まらせてしまいました。
　胸の辺りをドンドンたたきます。
「あ、はい。お茶ですよ」
　リーフは慌ててミリィにお茶を差し出します。
　ミリィはそれを一気に飲み干しました。

「ぷっは〜。苦しかった。えへへ……」
　ミリィは照れ笑いを浮かべました。
　リーフも仕方ないなぁ、と笑っています。
「お味はどうでしたか？」
「うん！！とってもおいしー！！」
　ミリィのうれしそうな答えを聞くと、リーフはほっと胸をなでおろしました。
「まだまだたくさんありますから」
「うん！！」
　ミリィは再びお団子を食べ始めます。
　こうして、ミリィの幸せな一日は過ぎていくのでした。