「あんたの命はあと1年よ」

「はぁ?」

「だからあんたの命は、あと1年だって言ってるの」

「なんだそりゃ?」

「そのままの意味よ」

「……ってことは、俺は1年後には死ぬのか?」

「そうよ」

「馬鹿馬鹿しい。そんなこと信じられるかよ。まったく性質の悪い冗談だ」

「冗談なんかじゃないわ」

「なんだと?」

「これは神様が決めた運命だから、仕方ないことなの」

「神様?運命?わけわかんねーこと言ってんじゃねーよ」

「ま、いいわ。今は信じなくても。けど、これだけは言っておくわ」

「なんだよ?」

「残り少ない人生、悔いのないように過ごすことね」

「ふざけるな!なんでそんなことしなきゃいけねーんだよ!!大体お前、何者だ?」

「あら、あたしは……」


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