| その子 |
「いらっしゃいませー。ご注文は何に致しますか？」 |
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「そうだな……キミをひとつ」 |
将斗 |
| その子 |
「……は、はい？」 |
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「聞こえなかったか？キミを注文するといったのだ」 |
将斗 |
| その子 |
「あ、あのー……冷やかしは困るんですが……」 |
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「冷やかし？ボクは真剣だよ」 |
将斗 |
| その子 |
「で、でも……」 |
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「実を言うとね、あの小娘のお守りには正直うんざりしていたところなんだよ。どうだい？キミ、芸能界のトップスターを目指してみる気はないかな？ボクがしっかり、サポートをしてあげるよ。もちろん、人生設計もだ」 |
将斗 |
| その子 |
「え、えっと……失礼します！！」 |
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「おやおや。こんなことで逃げ出しちゃうとはカワイイね。でも、キミは俺の前に跪（ひざまず）くしかないんだよ。ふっふっふっふっふ……」 |
将斗 |
| けさみ |
「あ、あの……」 |
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「ん？なんだ？」 |
将斗 |
| けさみ |
「これ、チーフからのサービスなんですが」 |
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「サービス？ほぅ、なかなか気がきくじゃないか。それじゃあ遠慮なく頂くよ」 |
将斗 |
| けさみ |
「（ドキドキ）お、お味のほうはいかがでしょう？」 |
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「ふむ、なかなかいい味……うっ？な、なんだか急に眠くなってきたぞ……」 |
将斗 |
| けさみ |
「お、お客さん、大丈夫ですか？」 |
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「だ、大丈夫な……わ……け……（スースー）」 |
将斗 |
| けさみ |
「お、客さん……？」 |
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「どうだ？眠ったか？」 |
雷爆 |
| けさみ |
「あ、は、はい。ぐっすり眠っちゃいました。でも大丈夫ですか？」 |
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「心配ない。ちょっと強力な睡眠導入剤だが、１週間もすれば目が覚める」 |
雷爆 |
| けさみ |
「あーあ、あんな事しなければチーフの逆鱗に触れることなかったのに……ご愁傷様（チ〜ン）」 |
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