第21話
スペシャルディナー争奪杯


星奈 「いけぇタイタクヤマト!!逃げきれぇー!!」
「そこよナシダブライアン!!一気に差すのよ!!」 その子
さとみ 「み、みんな何やってるの?大声出したりなんかりして」
「あっ、さとみさん。今みんなでここに新しく入荷した競馬ゲーム使って晩御飯賭けたゲームやってる最中なんだ」 つばさ
さとみ 「そうなんだ。つばさちゃんはどうなの?」
「あたしのは全然ダメ。あーあ、あんな馬に賭けるんじゃ……キャー!!そこよっチコチコタック!!一気にごぼう抜きしちゃえー!!」 つばさ
みらい 「お願いオクレキャップ!!せっかくみらいが選んだんだから、なんとか最後まで粘るのだぁ!!」
「み、みなさん、車内でそんな大声を出されては……」 しのぶ
静花 「セントレフト!遠慮はいらないから行っておしまい!!スペシャルディナーは私のものよっ!!」
「ミスターシージー!!静花の馬なんかにゃ負けるんじゃねーぞ!!」 菜々子
しのぶ 「……って注意しても、無駄ですね……(私のシンサンもなかなかいい感じね)」
「み、みんな熱いわね……」 さとみ
けさみ 「ゴールまで後ちょっと!!ウィンクアローそのままそのまま!!」
「テイエヌオペラオー!!もう少し!もう少しの辛抱!!」 風音
さとみ 「ああっ!!5頭が横一線でゴールした!!……でも……18番が一番早かったかな?」
「わ、私のメグロマックイーンが1番!?し、信じられないです!!」
「待って。審議のランプが灯ったわ(審議ということは、私のマイケルマックスにもまだチャンスはあるわね)」
「審議まであるの?本格的なゲームだね」 さとみ
しのぶ 「ええ。リアルさがこのゲームの売りですから」
「あっ!!審議の結果が出たよ!!」 つばさ
「そ、そんな!!斜行で18着降着だなんて……やっぱり私って、不幸ですね……」
「愛ちゃん……」 さとみ
「いいんです。私、こういうことには慣れてますから」
「ということは……私のハイシーコが繰り上がり1着!?やった……やったよエレナ!!」 小麦
エレナ 「小麦……悔しいけど、おめでとうゴザイマスネ。ワタクシのクボハタはクビ差3着デスワ」
「ううっ……エレナ、ありがとう!!」 小麦
さとみ 「おめでとう小麦ちゃん。ところで、スペシャルディナーって一体なに?」
「あれ?さとみちゃん知らないの?なんでもキャビアやトリュフやフォアグラ、冬虫夏草やなまずなんかをいっぱい使ったすっごい料理らしいよ」 小麦
さとみ 「な、なまずをつかった料理!?」
「そういえばさとみさん……いつも連れ歩いてるペットのなまちゃんは?」 つばさ
さとみ 「さっきから姿が見当たらないから探して歩いてたんだけど……もしかして!!その料理作るのちょっと待ってー!!」



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