| つばさ |
「小麦ちゃん小麦ちゃん！！」 |
|
|
「ど、どうしたのつばさちゃん？そんなに慌てちゃって」 |
小麦 |
| つばさ |
「大ニュース大ニュース！！とにかく大ニュース！！」 |
|
|
「ちょ、ちょっと落ち着いて。一体なにがあったの？」 |
小麦 |
| つばさ |
「あのね、さっき車掌さんがいってたんだけど」 |
|
|
「うんうん」 |
小麦 |
| つばさ |
「なんと小麦ちゃんが作ってるヴェガ新聞が郵政大臣賞を受賞したんだって！！」 |
|
|
「……………………」 |
小麦 |
| つばさ |
「小麦ちゃん？」 |
|
|
「……………………」 |
小麦 |
| つばさ |
「……………………」 |
|
|
「……………………」 |
小麦 |
| つばさ |
「……………………」 |
|
|
「……………………」 |
小麦 |
| つばさ |
「……………………」 |
|
|
「嘘でしょ――――――――――――――――――――――――――――！？」 |
小麦 |
| つばさ |
「わ！？ビックリした……いきなり大声出さないでよ」 |
|
|
「わ、私が郵政大臣賞……ホントそれ！？」 |
小麦 |
| つばさ |
「うん。なんでも庶民的な感覚で的確かつ簡潔にわかりやすく親しみやすい記事が受賞の決め手だって」 |
|
|
「私が……私が郵政大臣賞を受賞……今まで私がやってきたことは無駄じゃなかったのね！これで私も一流のジャーナリストの仲間入り……」 |
小麦 |
| 謎の声 |
「……ムギ…………コムギ…………」 |
|
|
「うっ……うーん……」 |
小麦 |
| 謎の声 |
「起きるネ小麦。もう朝の６時ですヨ？」 |
|
|
「あ、あれ……エレナ……？ここは……あっ！！郵政大臣賞受賞するための準備しなくちゃ！！」 |
小麦 |
| エレナ |
「ユーゼーダイカンショ？？小麦寝ぼけているのデスカ？そーゆー時はツメターイ水で顔洗うといいネ」 |
|
|
「ひょっとして夢だったの……？あーん！エレナのバカー！！なんで起こすのよー！！」 |
小麦 |