帰京への道程〜京王線聖蹟桜ヶ丘駅の巻〜


聖蹟桜ヶ丘駅舎


 今回のお話は、遺産の揉め事で実家に戻った筆者が、帰京した時のお話です。

「いやあああああああああ!犯される―――――――!!」

 な、なんだ?どうしたいきなり?

「だ、だって……あれ?背景が白い?文字が赤くないよ!?」

 ナニ行ってんだおまえ?

「だ、だって!湖さんが受け継ぐはずだった土地建物を法を盾に横取りして、新車購入した伯母に『あんたの家、平屋にしなさいよ』とかバカなこと言われたんでしょ!?普通だったら、精神状態まともじゃないと思うもん!」

 バカだなぁ。確かに伯母は殺人許可証持ちだが、叔母も負けないくらいクズだぞ?実家の乗っ取りかけてきたくらいだし。そんな奴らに、精神まとも状態で相手しても無駄無駄無駄無駄ああああ!!って感じだ。既に縁を切った。この対応が正解だな。

「周りの人間に恵まれないって、辛いよね……ボクのように」

 まぁ、似たような話は結構聞くからな。人間、ああはなりたくないよな本当。

「ところで、今回から写真使うことにしたんだ?」

 ああ。今回の話は写真を使うことで効力を発揮するからな!

「それでは、湖さんの珍道中を、どうぞお楽しみください」

 お前が行くんだよ!

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